衛生保健用品を備蓄(マスク・お薬・消毒薬など)
新型インフルエンザは、咳・くしゃみによる飛沫感染。なにはさておき、「マスク」の備蓄が急務です。
発生後にやむなく外出する際、また家族の中でウイルス感染者が出た場合には、マスクが必須。
「新型インフルエンザ発生」の一報が流れれば、即、品切れの事態が予想されるのもマスクです。腐るものでもないので、一日も早く、家族分を多めに備蓄しておきましょう。
- マスク
- ゴーグル
- うがい薬
- 消毒薬
- 使い捨てのビニール手袋
- ビニール袋
- 市販薬(胃薬・消毒薬・整腸剤など)
マスクは何が必要?
推奨されているマスクは下記のとおりです。
- サージカル(外科用)マスク
- 花粉&ウイルス防止マスク
使い捨ての「不織布マスク」と呼ばれるもので、かつインフルエンザウイルスが口や鼻に入ってしまうことを防げるものである必要があります。街中の薬局で普通に販売されている花粉&ウイルス防止マスクであれば、ウイルス遮断98%、99%などと書いてあるでしょう。
またさらに高機能なものとしては、
数年前の香港でのSARS騒ぎのときに脚光を浴びた
- N95マスク
もあります。
この「N95マスク」は医療機関用のもので、細菌・ウイルス遮断率はさらに高いそうなのですが、1枚当たりの単価が高く、また長期装着していると息苦しくなり、日常生活の中で感染防止するマスクとしては、どうも現実的ではないようです。
管理人的には、「サージカルマスク」「花粉&ウイルス防止マスク」といった一般的な使い捨ての「不織布マスク」を中心に十分な量の備蓄をし、その上でさらに心配であれば、家族内で感染者が出た場合の看病用などとして、「N95マスク」も買っておくというのがいいのかなと思っています。
マスクについては、こちらもご覧ください。
●新型インフルエンザ対策マスク試着室~N95マスク/サージカルマスクを実際に着用してみました
マスクはどの程度必要?
2008年9月に、厚生労働省の「新型インフルエンザ専門家会議」で、「不織布マスクを家庭で一人当たり20-25枚備蓄しておくこと」が推奨されました。この枚数は、発症時用に7~10枚、健康時の外出用に16枚(週2回・8週間)という計算だそうです。
ただ、1人25枚では足りないかもしれません。
「不織布マスク」はさほど高いものではないので、多めに買っておきましょう。
現代けんこう出版の小冊子「知識のワクチン 新型インフルエンザ予防マニュアル」では「1人につき50枚以上用意したいところ」と書かれています。
≪備蓄の目安≫
前提:1人50枚1人分・・・50枚
2人分・・・100枚
4人分・・・200枚≪金額の目安≫
中北薬品「メディカルマスク」50枚入 999円
その他の医薬品・衛生保健用品
マスクの他にも、備蓄しておきたいものがいろいろあります。
家の中で感染者が発生した場合には、他の家族が感染してしまわないよう、看病する人もしっかりマスクとゴーグル、ビニール手袋をする必要があります。また、患者の排せつ物などは、すぐビニールに入れて口を縛って処理する必要があるため、ビニール袋も多めに用意しておきましょう。
家の中のこまめな消毒も必要になります。
市販の消毒用エタノールや、キッチンハイターなど、大きめのものを買って保管しておきましょう。
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